お疲れ様です。ポントレです!
今回は拳立て伏せ(拳立て)についてお話し致します。
空手や少林寺拳法等、日本武道経験者の方達は取り組んだことがあるのではないでしょうか?
名前から想像がつくかもしれませんが手を握った状態で腕立て伏せをすることです。
武道家は拳を固める、強くすることが目的なのでコンクリートなど硬い床の上で取り組んだりします。
しかしコンクリート上などで行うと強い痛みを伴います。
筋トレとして行う場合はタオルを引いたり、マットの上などで行うのがおすすめです。
拳立ての効果。
腕立て伏せと同じく、大胸筋・三角筋・上腕三頭筋、姿勢を維持するための体幹周りが強化されます。
また手の平ではなく手を握り、正拳で床を押す分、上半身が起きやすい・胸を深く降ろすことが出来るという通常の腕立て伏せと異なる特徴があります。
若干胸を深く降ろすことが出来る為、より強く大胸筋をストレッチさせることが出来る。
姿勢を保つためにより強く体幹の筋肉を働かせる必要がある。
これらの点から通常の腕立て伏せよりも強い負荷を身体に与えることが可能です。
また強く握り込むと前腕にも負荷を感じることが出来ます。
是非お試し下さい!
手首を強く・太くすることが出来る?
手首を固定する練習にはなりますが手首の筋肉が強く・太くなるのは期待しない方がよいです。
手首が安定した状態でなければ拳を握って床を押すことは出来ません。
自然に手首を固めた状態で動作することが出来るので手首を固定する感覚を養うことが可能です。
しかし拳立てと調べるとよく出てくる手首が強く・太くなるといった話に私は懐疑的です。
理由として手首周りの筋肉は非常に少ないことが挙げられます。
多少は強靭になるかもしれませんが太くなるとは考えづらいです。
残念ですが手首の太さはほぼ遺伝とも言われています。
とはいえ拳立てが意味のないものというわけではありません、ガンガンやっていきましょう。
パンチが強くなる?
経験上拳は硬くなります(皮膚の角質が厚く・硬くなる、いわゆる拳ダコができる)がハードパンチャーになるかというとそうではないように感じます。
パンチの強さは足腰、胴、肩、腕、各々の連携と筋力、動作のスピードで決まります。
拳が石並みに硬くなるなら話は変わりますが所詮は角質の塊です。
そこまで威力には関与しないと思われます。
しかし素手で何かを突く武道や競技に取り組んでいるのであれば拳を固めるのは大切です。
なぜなら拳のケガを防止する役割がある為です。
色んなパンチがありますがどれも相手に接触する部位は皮膚が薄いという共通点があります。
皮膚が硬く厚くなることで切れて出血したり、骨にヒビが入るリスクを軽減出来ます。
数年格闘技に取り組んでいた時期があったのですがサンドバックや人(細かく言うと道着)を素手で突くといつの間にか出血しています(切り傷どころか皮膚が剥がれます)
素手で相手を突く機会がある方達は基本的に腕立て伏せを拳立てで行うことをおすすめ致します。
(上述した手首を固める練習になるという点もパンチした際のケガ防止に役立ちます)
終わり。
拳立ては通常の腕立て伏せより負荷が強く、手の平よりも面積の狭い拳で床を押す為、少し難易度が高くなります。
挑戦して辛いと思うのであれば手の平で腕立て伏せを行いましょう(素手で突く武道・競技を行っている人は別です)
また私は手首を痛め、手の平での腕立て伏せが辛い時に拳立てを代替種目として行うことがあります。
手首を強く・太くすることが出来る?の欄で拳立ては手首を自然に固めることが可能と説明しました。
しっかりと手首が固定される為か手首の痛みを感じづらいのです。
あくまで個人の感想ですがこれが拳立て最大のメリットと私は考えております。
気になる方は一度お試し下さい(´▽`)
もちろん痛みを感じるのであれば即中止で!
今回は以上となります。明日も良い一日を!
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