お疲れ様です、ポントレです!
今回はシシースクワットに関してお話し致します。
シシースクワットは大腿四頭筋をメインにしたトレーニングです。
シシー → Sissyとは弱虫、意気地なし、臆病者という意味です。
臆病者のスクワットと聞くと大したことなさそうに感じますね(笑)
丁寧に行えば非常にキツく、自重で行う筋トレの中で負荷が高い部類のものとなります。
また膝を深く曲げる為、関節への負担が大きく、膝に不安やケガがある方にはおススメ出来ません。
しかし手をかける場所があればどこでも取り組むことが出来、強い負荷を与えることが可能な良い種目です。
普段、自重トレーニングを行わない方もトレーニング場へ行けない時などに重宝します。
知っておいて損はありませんよ!
シシースクワットの取り組み方。
1.壁やポールに手をかけて身体を支える(スタートポジション)
2.かかとを上げ膝を曲げて身体を落とす(床に向かって膝を突き出す)
3.膝が床につく一歩手前まで身体を落とす(ボトムポジション)
4.膝を伸ばしスタートポジションに戻る。
この流れを繰り返します。
息を吸いながら1.2.3.4で身体を落とし、息を吐きながら5.6.7でスタートポジションに戻る。
これぐらいのスピードで十分効きます。
より強い負荷をという方は10秒かけて行う、ボトムポジションで数秒静止する等の工夫を行うのがおすすめです。
シシースクワットに取り組む際の注意点。
・体を落とすと表現していますがあくまで膝の屈曲によって落ちるだけで股関節を通常のスクワットのように曲げないよう注意しましょう。
・動作中に背中が反り過ぎると腰を痛める原因となるのでご注意を!
(どうしても反ってしまうようであれば体幹、特に腹筋が弱い可能性があります)
・膝を前に出すので通常のスクワットに比べハムストリングスや大殿筋よりも大腿四頭筋の関与が大きい種目となります。
シシースクワットが他の大腿四頭筋のトレーニングと異なる部分。
シシースクワットは大腿四頭筋がメインの種目の中では珍しいストレッチ系の種目に分類されます。
(YouTubeのSlope~筋トレチャンネル~というチャンネルで紹介されています)
“POF法 筋トレ” とか検索してみると出てくると思いますがトレーニングはメインの筋肉がどのポジションで最大の力を発揮するかでコントラクト系、ミッドレンジ系、ストレッチ系に分類されます。
コントラクト系・・・筋肉が収縮しきった時に最も力を発揮する(ケーブルカール、レッグエクステンション等)
ミッドレンジ系・・・動作の途中に最も力を発揮する(スクワット、ベンチプレス等)
ストレッチ系・・・筋肉が伸びきった際に最も力を発揮する(ダンベルフライ、プルオーバー等)
大腿四頭筋を鍛える種目と言えばレッグプレス、レッグエクステンション、ランジ、フロントスクワットが有名どころです。
これらは基本的にミッドレンジとコントラクト系です。
筋肉の成長が見られなくなった際、新しい刺激を与えると停滞を破れるというのはよくある話です。
筋トレがマンネリ化している、現在のメニューを長期間行っているが変化が見られないという方は是非、フロントスクワットをお試し下さい!
プリズナートレーニングの本でも紹介されています!
シシースクワットのことは結構昔から知っていたのですがプリズナートレーニングの本にも出てきて驚きました。
昔のストロングマンはシシースクワットで大腿四頭筋を鍛えていたとのことです(; ・`д・´)
プリズナートレーニングは自重トレの知識が確実に増える本だと思っています。
トレーニングのことだけでなく、食事内容や心構え等、現代で常識とも言えることに真っ向から反対するようなことも書いてあります。
自重トレに励む人はもちろん、ウエイトを信仰する方にもおすすめ出来る良書です(´▽`)
超人にしか出来ないトレーニングも載っています。
自信のある方は是非とも挑戦して頂きたいです!
おわり(なぜシシー?)
なぜこのスクワットにシシー(弱虫、意気地なし、臆病者)という名が冠されているのでしょうか?
バーベルを使わないから?、負荷が軽いから?
個人的には【どんな屈強な人間でも怯える、へっぴり腰になるからシシースクワット】と呼ぶ説を推します(笑)
簡単そうに見えますが、やってみると正確なフォームで続けるのは非常にキツいことが実感出来ます。
不安定な姿勢をとる為、ケガに注意しつつ取り組みましょう。
今回は以上となります。明日も良い一日を!
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