筋トレがカギ、褐色脂肪細胞が体脂肪を燃やす!?

ダイエット!

お疲れ様です!ポントレです!

皆さんは褐色脂肪細胞と言う脂肪を消費する脂肪細胞があることを御存じでしょうか?

脂肪細胞は2種類に分けられ白色脂肪細胞褐色脂肪細胞があります。

白色脂肪細胞・・・白色脂肪細胞に体脂肪が貯えられます。体脂肪が白っぽい色をしている為、白く見えるので白色脂肪細胞と呼ばれます。

褐色脂肪細胞・・・鉄の成分を含んでいるまたはミトコンドリアという器官が多く含まれているから茶色っぽく見えるようです。その為、褐色脂肪細胞と呼ばれます。

この記事では褐色脂肪細胞の働き、白色脂肪細胞が筋トレによって褐色脂肪細胞に近い性質に変質する、白色脂肪細胞が筋トレによって変質しすぎると骨折のリスクが高まる(特に女性)ことについてお話し致します。

ちなみに体脂肪と脂肪細胞は別物です。

体脂肪・・・体に貯えられた脂肪のこと。

脂肪細胞・・・体内で体脂肪を貯め込んでいる細胞のこと。

脂肪細胞は体脂肪の入れ物のような存在と言えます。

褐色脂肪細胞が体脂肪を燃やす!

褐色脂肪細胞には体脂肪を消費する働きがあります。

褐色脂肪細胞にはUCP1という特殊なたんぱく質が備わっており、UCP1は脂肪を燃やし熱を生み出す働きをします。

それが褐色脂肪細胞に体脂肪を消費する働きがあるとされる理由です。

北海道大学の斉藤 昌之教授が出した”褐色脂肪組織による熱産生と体温・体脂肪調節”という研究報告があります。

そこに褐色脂肪細胞があまり活性化していない方は体脂肪量、内臓脂肪量が多いと記載されています。

また寒い環境に身を置くと褐色脂肪細胞が活性化しUCP1が増えるとも表記されています。

冬に運動した方が痩せやすいのはこの為です(*’▽’)

褐色脂肪細胞が脂肪を消費する働きを持つ理由。

赤ちゃんの時に体温を保つためです。

褐色脂肪細胞は赤ちゃんの時、身体に多く存在する脂肪細胞です。

大人に近づくにつれて筋肉が発達し、筋肉が熱を生み出すようになります。

しかし赤ちゃんの時は筋肉が少ない為、褐色脂肪細胞が脂肪を燃やすことで熱を生み出しています。

この自動で体脂肪を消費してくれる便利な脂肪細胞は30代で幼児期の50%程にまで減少するとされています。

この褐色脂肪細胞の効果を成人してからも得る方法を次の項目でご紹介致します(´▽`)

筋トレで白色脂肪細胞が褐色脂肪細胞に変身!?

筋トレを行うことで白色脂肪細胞が褐色脂肪細胞に近い性質に変質するとされています。

筋トレを行うと「イリシン」というホルモンが分泌されます。

イリシンには白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞のように体脂肪を燃やす性質に変える働きがあるとされていますヽ(^o^)丿

上述しましたが大人になると筋肉が熱の生産を行う為、褐色脂肪細胞が減少します。

筋トレやなにかしらの運動を行わないと筋肉、褐色脂肪細胞両方が減少してゆき、どんどん太りやすくなります。

(人間の筋肉は30歳~50歳で毎年0.5~0.7%、50歳~で毎年1~2%減少するとされています)

裏を返せば筋トレを行うだけで加齢による褐色脂肪細胞の減少、筋肉の減少をカバーすることが出来るということです。

それに加え、熱を生み出しやすい身体を維持出来る為、冷え性にも効果があります!

筋トレを頑張り過ぎると骨折しやすくなる?(特に女性)・・・

白色脂肪細胞の変質や筋肥大等、目的はともかく筋トレに励む際、一点注意すべき点があります。

筋トレによって白色を褐色に変質させすぎると女性ホルモンが減少し骨粗しょう症となり、骨折のリスクが高まるとされている点です。

骨粗しょう症・・・骨の構造が悪くなり、脆い状態になること。

女性ホルモンの1つであるエストロゲンは骨のカルシウム流出の防止、骨の形成促進等の効果があります。

このエストロゲンは白色脂肪細胞から作られます。

白色脂肪細胞は変質するとエストロゲンを作る働きが弱くなるとされています。

その為、筋トレをハードに行うと骨折のリスクが高まるというわけですね。

筋トレや運動には骨を強化する効果もあるから問題ない?

ただ筋トレや運動には骨を強化する効果があるとも言われています。

順天堂大学大学院医学研究科スポートロジーセンターから出ている研究報告で中高時代と高齢期両方で運動している女性は骨粗しょう症のリスクが低下すると述べられています。

まったく運動していなかった方達に比べ35%リスクが低下するようです。

また中高時代に運動をしていない方でも運動すれば骨粗しょう症のリスクが下がる結果が出ています。

ちなみに男性は運動歴によって骨粗しょう症のリスクの変化はほとんどないという結果でした。

エストロゲンは減少するが同時に骨が強くなる…プラマイ0とはいかないかもしれませんがよほど無理しない限り問題は無いのかもしれませんね。

しかし注意しておくに越したことはありません。

積極的にカルシウムとビタミンD、大豆イソフラボンを摂ることをおすすめ致します( `ー´)ノ

ビタミンD・・・カルシウムの吸収を助ける。

大豆イソフラボン・・・エストロゲンに近い働きをする。

おわり。

脂肪細胞なのに脂肪を燃やす……不思議ですね(*’▽’)

筋トレを行うことで筋肉が大きくなり、より多くのエネルギーを消費するようになります。

それに加えて白色脂肪細胞が変質し、褐色脂肪細胞のような効果を得ることが出来る……。

筋トレは体脂肪を消費しやすい身体を作るのに最適ですね!

今回の記事が少しでも筋トレのモチベーションアップに繋がれば嬉しいです(*^^*)

今回は以上となります。明日も良い一日を!

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