お疲れ様です、ポントレです！
今回は消化能力が低下すると筋肉が付きにくくなる理由と対策についてお話し致します。
まず筋肉が付き難くなる理由を。
消化能力が衰えることで消化吸収が上手くいかず、摂取したタンパク質をはじめとする栄養素を無駄にする可能性が高まる為です。
昔は平気だったのに油ものがきつくなったと感じることはありませんか？
それは消化能力が低下していることを示しているかもしれません。
加齢による衰えは仕方のない部分もありますが、対策を講じることでカバーすることは可能です。
せっかく食べた食事です。きっちり栄養を吸収したいですね(´▽｀)
対策。
食事の際、しっかりと噛むことを意識する。
脂質の消化を助ける胆汁酸を増やす。
食事の際、しっかりと噛むことを意識する。
よく噛むことで唾液に含まれる消化酵素（アミラーゼ）が食物としっかり混ざり、消化しやすい状態で胃に送り込むことが出来ます。
よく噛まずに飲み込むということは、消化の前準備を飛ばすことになるので胃腸の負担が大きくなり、消化不良を引き起こす可能性が高まります。
とはいえ意図的に噛む回数を増やすのは大変で、人によってはストレスを感じる恐れもあります。
個人的におすすめなのは噛む回数が多くなりがちな食材を使用することです。
レンコンやごぼうのような硬めの野菜、フランスパンやナッツ類、イカやタコ、海藻やキノコ類。
一例ですがこれらのような食材を使用することでストレスを感じずに咀嚼回数を増やせると思います。
液体状の食物（細かくする必要が無いもの）のみを摂ることは非推奨。
スムージーやシェイク、エナジーゼリー等の食品のみにすればよいのでは？という考えはおすすめ出来ません。
理由としては口や腸の環境の悪化、満腹感を感じにくくなる等が挙げられます。
口や腸内の環境悪化。
噛んでいると唾液がたくさん出てくると思いますが唾液は口内を洗浄する効果があります。
また噛むことで自律神経反射（無意識でも自律神経が身体で起こす反応）によって小腸・大腸の活動が活発になり、お通じが促されます。
つまり噛む回数が少ないと、口内や腸内の自浄作用が上手く機能せず、環境の悪化に繋がる恐れがあるということです。
満腹感を感じにくくなる。
満腹感に関しては多くの方が聞いたことがあると思いますが、噛むと満腹中枢が刺激され食事に満足しやすくなります。
アメリカでベースとなる咀嚼回数を100％とし150％、200％のグループに分けてピザを不快感なく満腹になるまで食べるといった実験が行われました。
その研究記事へのリンクです👇全文を読みたい場合は料金がかかるのでご注意を。
満腹になるのに必要となったピザの量は100％のグループに比べ、150％のグループは9.5％、200％のグループは14.8％少なくなるという結果でした。
10％も食事量が減るとなると摂取カロリーに大きな差が生まれますね。
上記の理由からスムージーやゼリーのような液体状の食品のみ摂取するのはおすすめしません。
脂質の消化を助ける胆汁酸を増やす。
胆汁酸という成分の分泌量を増やすことで、脂肪分が多い食品の消化吸収を促進する効果が期待出来ます。
若干胡散臭く感じていますが胆汁酸ダイエットというものもあるようです(;・∀・)
脂質は炭水化物・たんぱく質に比べ消化に時間が掛かり、胃腸への負担が大きい為、消化吸収能力が低下していると胃もたれや下痢、胸やけ等の原因になります。
胆汁酸はその脂質を消化吸収しやすい状態に変える働きがあります。
肝心の増やす方法ですが杜仲茶という飲料を飲む・ウルソデオキシコール酸を摂取するのが有効なようです。
杜仲茶を飲む。
杜仲茶は杜仲という木の樹皮から作るお茶で含有されるアスペルロシドという成分が胆汁酸を増やすとのことです。
研究会があるようなのでリンクを張らせて頂きます👇
また小林製薬から商品が出ているようです。興味があれば🤔
ウルソデオキシコール酸を摂取する。
ウルソデオキシコール酸とは胃腸薬等に含まれる成分です。
市販の薬にも含有されているものがあり、肝臓に働きかけ、胆汁酸の分泌を促します。
とはいえ薬なので悪症状が出ていないのに飲むことはおすすめ出来ません。
話はしましたがお茶や薬に頼るよりはしっかり噛んで質の良い食事をする方を推奨致します。
おわり。
筋肥大や筋力強化を望むのであれば消化吸収能力は高いに越したことはありません。
ハードにトレーニングしても栄養が十全でなければ筋肉は大きく、強くなりません。
単純に体重を落としたい、けど食事は我慢したくないという方は消化不良を起こすことで吸収される栄養を目減りさせるというのも一つの考え方かもしれませんが……。
まぁ健康的とは言えませんよね(-_-;)
食後に起こりうる下痢や腹痛等の症状を起こりづらくし、良い食事だったという気持ちで終える。
身体作り以外の面でも消化吸収能力が高いことの恩恵は少なくありません。
この記事が皆様の身体作りや食生活の一助になれば幸いです。
今回は以上となります。
明日も良い一日を！
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